題:私は「え、この人が?」と思われる意外な人物でしょうか?
(NEMO BBS 2008/09/11 「いで」さんの書き込みより)
平成20年卒 藤岡拓也
8月の演奏会では、新ネモながら大先輩方に対して馴れ馴れしく接し、時には失礼な発言もしてしまったようなこんな私を暖かく受け入れて下さって、先輩方には大変感謝しています。すべては、音萌の先輩方に自分の存在を知って頂き、早く音萌の一員として認めて頂きたかったという気持ちによるものです。
私にとって、OBとして初出演した音萌の演奏会はとても幸せな時間でした。
ソロも吹かせて頂いたし☆(笑)
さて私は今春、大学受験という壁を前にして、見事にぎっちょんぎっちょんに叩きのめされ、某私立大学に行くか、浪人するか、ということで悩みに悩んだ挙げ句、両親には余分に1年お世話になり、予備校に通って浪人することにしました。
という訳で、私は所詮浪人生ですので、今回は私の浪人生活について書こうと思います。
1学期はあっという間に過ぎ去りました。
先日のマーク模試では、毎回ついでに受けている現代社会の偏差値が最も高く(私は理系ですのでセンター試験では、地歴公民は1教科しか必要なく、私は日本史専攻です)、記述模試では国語の偏差値が最も高く(2次試験で国語は不要です)、という摩訶不思議な状況です…(笑)いずれにせよ、最近マークは好調です☆
冗談はさておき、私は浪人してみて、「勉強」ってものについて考え方が凄く変わりました。何がどう変わったかと聞かれると、少し答えるのが難しいのですが、1つ挙げてみると、高校時代は勉強とは「やらなければならない作業」だと考えがちだったんですけど、最近では例えば数学を1問解くのにも、ちょっとした楽しみを感じるくらいです。今になって考えてみると、勉強を作業だなんて思っていても、勉強がますますつまらなくなるだけですよね。(別に現役のみんなに浪人を勧めてるわけでは全くないんですけど(笑))
ただ、浪人生だろうが何だろうが、自分の好きなこととか、趣味なんかは絶対に忘れたくないっていう考えは、4月から相変わらずです♪やっぱり音楽とは離れられません…(笑)
今年の受験は去年とは打って変わって、日付が迫ってくるごとにわくわくしてます!!早く大学生になりたいんで☆
来年はどこの県を住みかにするかわからないし、夏のいつごろ帰って来れるかも全然わかりませんけど、来年の演奏会では出来る限りのことをして、お役に立ちたいと思ってます。こんな私ですが、よろしくお願いします。
以下駄文ですが、よかったら読んでやって下さい……
「言葉化」することの恐ろしさについて
私は自分の頭の中で思ったり感じたりしたことを言葉にすることが嫌いです。こんなことを言いつつも、やはり書きたいと思ってしまいます。そして書く度に嫌だと思います。不思議なものです。
自分の考えを言葉化するという作業は、それ自体に完結性を持たせることだとよく言われますが、私は自分の頭で感じ考えたことを「言葉」という鋳型に入れてしまうことを恐ろしく感じます。
丸っぽい形をした粘土の塊を丸形の型に入れてしまうと、それはもはや「丸っぽい形」ではなく、「丸形」になってしまいます。同じように、頭の中での「丸っぽいもの」。それを「丸」だと言葉化することによって、それはただの「丸」になってしまいます。もちろんそこに情報を補足することは、いくらでも出来ますが、その過程でも同じことが起こってしまいます。
そうすると脳は更に具体的情報を求めてきます。「それはどうして丸いのか。」もちろんそんなことに理由などありません。しかし、脳はそんなことにさえ、適当な理由を付けてしまいます。そしてあたかも、それはそういう理由で、自分の頭の中で形づくられたのだと思い込んでしまいます。
このように、言葉化するという作業は、頭の至るところに魔の手を伸ばし、それを先のプロセスを経て言葉へと加工してしまいます。
その点で、音楽はこのような意味で、言葉のように具体性を伴わない表現手段であり、コミュニケーション手段であるから、好きなのかもしれません。(また、理由をこじつけてしまいました。)
もちろん音楽は、言葉に比べて圧倒的に正確性に欠ける上(情報伝達という観点で)、日常生活のコミュニケーションとしての実用性にも欠けるため、同じ土俵に乗せること自体間違っているのかもしれませんが。
近未来、たまにフィクションの世界で見かけるような、言葉を介さない、正確性を伴ったコミュニケーション手段が確立するのではないか。などと思ってみたりもしますが、それもそれで恐ろしいような気もしますけど……
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