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よりお楽しみ頂くために

 今回の会報をよりお楽しみ頂くために、下記の文章を是非お読みください。
今回の会報に度々登場するひらがなの多い文章は、第26回演奏会のプログラムの第3部の指揮者紹介に触発されてのものです。演奏会に参加された方にはすぐにお解り頂けるはずですが、このプログラムを見る機会がなかった方のご理解をより深いものにするために、プログラムより転載致しました。
 なお、下の文章は「6卒4ババ」の一人、水摩嬢によるものです。

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 第3部指揮者 井手浩一
<指揮者紹介>
 ある日、いでかいちょうは、さつたばをもってとうきょうへ行きました。
 そして、いつものれこーど屋さんへむかいました。おみせは、きらきらとぎん色にひかる、とってもめずらしい「えんばん」でいっぱいです。いでかいちょうは、どきどきしました。そんなめずらしい「えんばん」は、いでかいちょうの国ではどこに行ってもないんですから。
 どれを買ってかえろう……いでかいちょうはなやみました。じつは、せんげつ、いでかいちょうのらいばるが、とうきょうで60まいも「めずらしいえんばん」を買ってかえったのです。かれはたちまち、まちのにんきものです。いでかいちょうはそれまで、まちでいちばんたくさん「めずらしいえんばん」をもってて、みんなのにんきものだったものですから、おもしろくありません。
 ええい、ぜんぶ買ってしまえ!いでかいちょうは、ほしい「えんばん」をつぎつぎと買いものかごに入れ、まいすうもかくにんしないで、だんぼーるに入れて、たっきゅうびんで国へとおくってしまいました。そして、かいちょうも、ひこうきにのって、どんぶらこ〜どんぶらこ〜と、国へかえって行きました。
 国へかえって、とどいただんぼーるをあけた、いでかいちょうはびっくり。なんと、だんぼーるの中には「めずらしいえんばん」が100まいも入っていたのです。こうして、いでかいちょうは、ふたたびまちのにんきものになりましたとさ。
 めでたしめでたし。
            (注;上記の文章には嘘や大げさな表現などは一切含まれておりません。)
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 では会報93号本編をお楽しみください。





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