「まちのにんきもの」に、なりたい・・・。 今年客演で参加した 鹿嶋 俊伸
今年も皆さんお疲れさまでした。え、何がって、演奏会ですよう。
私は今年初めて参加させていただいたのですが、愛媛大学在学中にアンサンブル愛好会(旧
室内楽愛好会…音萌関係者が多い(かった))に入っておりました関係で、馴染みの顔も多く、とても居心地がよかったです。ともかく、お世話になりました。
私は、東高出身でもなければ、実は愛媛出身ですらないのですが、ひょんなことから数年来の念願が叶い、今年の演奏会に出させていただいたのでした。
そもそも、私がなぜ「音萌に出たい」と思うようになったか、そのへんのところをお話しすることにしましょう。
私と音萌の関わりは、数年前に遡ります。とはいっても、直接的に関わっていたわけではありません。実は私、音萌の行事に参加する「ある人物」の送り迎えをしておりまして、それは行事がある度に幾度となく繰り返されました。そうこうするうちに、いつの間にか音萌内部の秘密結社「おたくの会(略称:OTK)」という恐るべきカルトな集団の一員にされていたのです。OTKとは、『きらきらとぎん色にひかる、とってもめずらしい「えんばん」』を肴に夜な夜な怪しげな饗宴を繰り広げるかとおもえば、「さつたば」にモノを言わせて「えんばん」の所有枚数を増やし、自らの「まちのにんきもの」度を誇示するという、何だかよく解らない集団なのです。
脱線しましたが、最近私はさる事情であまり楽器を吹いていなかったこともあり、件の「ある人物」が嬉々として音萌の曲決めに参加しているのをみていると、無性に腹立たしい一方で実は羨ましく、ある種の衝動をどうしても抑えることが出来ませんでした。そしてある日、思わず口走っていたのです。「・・ね、音萌に出させてもらえんかなぁ?」
音萌の演奏会はトランペットの人数が異様に多いのは客席からみて十分承知していましたので、「ま、出られんやろうなあ」と思っていました。が、懐の深い音萌の会&トランペットの皆さんは、快く仲間に入れてくれたばかりか、なんと、スタンドプレイのフリューゲル・ホーン・ソロ(フェイク付き)まで与えて下さったのです。誠に光栄の極みで、心から感謝致しますとともに、これは恩返しすべく来年も是非お世話にならねばと、厚かましくも思っております。何卒宜しくお願いします。
・・・だって、楽しいんだもの。
<エピローグ>
実は、先日、私がモーツァルトをほとんど聴いていないことがバレて、OTKから除名されました。いでかいちょー曰く、「修行が足りーん!」
ワルターとカザルスのCD買って修行しますので復帰させて下さい。だめならブリュッヘンもアーノンクールも、そうだ、渋いところでブリテンなんてのも追加しますので、どうか御慈悲を...。
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