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アニメとマリオの解説はおーもとの暴走です。

<第1部曲目紹介>

▼高度な技術への指標               (河辺公一 作曲)
 第22回(1974年)全日本吹奏楽コンクール課題曲
昔々、吹奏楽コンクールは楽器の演奏技術を競う場でもありました。難しい曲を吹きこなすことが目標になりがちな、そんな雰囲気を、この曲は笑っているようです。「難しくたって楽しくやろうよ」。高い音、速い動き、新しい編成(ドラムセット使用)。やりがいありまくりです。

▼ディスコキッド            (東海林修 作曲)
第25回(1977年)全日本吹奏楽コンクール課題曲
 大音量のビート音楽に合わせて踊る。その開放感を中学生高校生たちにも吹奏楽で体験してほしい、と東海林修先生は考えたのでしょうか。コンクールのステージでノリノリで演奏されるその音楽は、活気あふれる1970年代の世相を反映していたのかも。今日の本番やいかに。

▼「ジャパニーズ・グラフィティXV〜アニメヒロイン・メドレー」(星出尚志 編曲)
〜曲解説そっちのけでアニメの説明〜
「魔法使いサリー」 原作:横山光輝
   主人公:夢野サリー 魔法の国からやってきた小学5年生。
   有名なセリフ:「マハリクマハリタ」
   放送期間:第1期1966年12月〜1968年12月 
   放送期間:第2期1989年10月〜1991年9月
   主題曲:「魔法使いサリー」作詞:山本清、作曲:小林亜星
   歌:スリー・グレイセス(第1期)、朝月ひろこ(第2期)
「ひみつのアッコちゃん」 原作:赤塚不二夫
   主人公:加賀美あつ子 鏡の女王からもらった魔法のコンパクトを使って変身する
         小学6年生。
   有名なセリフ:「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、○○にな〜れ」
   放送期間:第1期1969年1月〜1970年10月(つまり「魔法使いサリー」の後番組)
   放送期間:第2期1988年10月〜1989年12月
   放送期間:第3期1998年4月〜1999年2月
   主題曲:「ひみつのアッコちゃん」作詞:井上ひさし・山本護久、作曲:小林亜星
   歌:岡田恭子(第1期)、堀江美都子(第2期)、下成佐登子(第3期)
「美少女戦士セーラームーン」 原作:武内直子
   主人公:月野うさぎ 前世は月の王国シルバー・ミレニアムの王女プリンセス・セレニ
         ティ。明るくドジな中学2年生。
         黒猫のルナからもらった変身ブローチで、セーラー戦士に変身し敵と戦う。
   有名なセリフ:「月に代わっておしおきよっ!」
   放送期間:1992年3月〜1993年2月(以後1997年2月まで続編あり)
   主題曲:「ムーンライト伝説」作詞:小田佳奈子、作曲:小諸鉄也、歌:DALI
「ふたりはプリキュア」 原作:東堂いづみ
   主人公:美墨なぎさ 明るくボーイッシュな中学2年生。相棒のメップルの力でキュア         ブラックに変身する。
         雪城ほのか 成績優秀なお嬢様で中学2年生。相棒のミップルの力でキュ          アホワイトに変身する。
   有名なセリフ:「闇の力のしもべ達よ!」(ホワイト)
            「とっととお家に帰りなさい!」(ブラック)
    放送期間:2004年2月〜2005年1月(以後2006年1月まで続編あり。
          さらに現在もシリーズ作品放送中)
   主題曲:「DANZEN!ふたりはプリキュア」 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫
   歌:五條真由美
※各作品解説はアニメ版による。放送時期は再放送を考えない。続編のあるものは主人公が変更になったものはシリーズ作とし、除外。

▼スーパーマリオブラザーズ                (星出尚志 編曲)
  ファミリーコンピュータという家庭用ゲーム機をご存じだろうか。1983年に発売され、所有している家には往時の街頭テレビのごとく近所の子供達が集まり、羨望の眼差しを向けたものである。そしてスーパーマリオブラザーズは1985年発売。8ワールド4エリアの合計32の面があり、横スクロールで主人公マリオがアクションを繰り広げて行く。データ容量は40キロバイトであるそうだ。余談だが、PS3にダウンロードして遊ぶ他のメーカーの最新アクションゲームは8GB。1GB=1,000MB=1,000,000KB。実に20万倍である。
 さて、マリオだが、Aボタンがジャンプ、Bボタンがダッシュ。Bダッシュ中にAボタンを押すのがいわゆるBダッシュジャンプで、より高く飛べるのだが、これができないと各面の最後の旗に飛びつくときの得点が400点とかになってしまう。
 今回の演奏曲の題材になっているのは、有名なBGMばかり。敵キャラのクリボーやノコノコを踏みつけ、あやしいブロックを叩いてコインをゲット。キノコを取ったら一機増える。
パックンフラワーに注意しながら土管の中へ。低音楽器が土管の中のBGMをちょっとファンキーに奏でる中、大量のコインに喜びつつ再び地上へ。そして、そこには輝くスターが!スターをゲットするとマリオは一定時間無敵状態になる。敵に接触するだけで倒せるので、Bダッシュのチャンスである。スピーディーな展開に奏者の指も追い付かない…。そして曲のテンポはスターの効果がきれるかのごとく急にゆったりとなり、舞台は海へ。一見かわいいプクプクやゲッソーがゆったり泳ぐ中、ぶつからないようマリオは平泳ぎで進んでいく。
 この後ゲームでは当然ボスの大魔王クッパが待つ、トラップだらけの城内での激しい闘いになり、クッパに勝利すれば永遠のさらわれキャラのピーチ姫の救出に成功するのだ
が、この曲ではクッパの出番は無し。
 そしてクリアした者のみ聴くことができるエンディング。冒険の終わりを告げる壮大なメロディ。私と同じくクリアしたことがない人はこの演奏会で是非とも歓喜の瞬間を味わってほしい。

▼吹奏楽のための「風之舞」   (福田洋介 作曲)
 第52回(2004年)全日本吹奏楽コンクール課題曲
「トントントン・ピーヒャラ・ドンドン」という節で始まる、どこか日本の夏をイメージさせる曲です。某テレビ番組の「吹奏楽の旅」で紹介された、大阪・淀川工業高校ブラスの演奏で有名です。物悲しいテーマはやがて、柳のようにしなやかな強い響きとなって曲が閉じられます。



 

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