第２部
指揮者紹介・曲紹介

●松田 直人先生
▼2018年度全日本吹奏楽コンクール課題曲V「エレウシスの祭儀」　(咲間 貴裕 作曲)
　毎年テンポが速くなっちゃうことでおなじみの松田先生ですが、今年は一味違います。
　今年は遅くなっちゃうNEW松田先生の指揮と、前例がなく12分を超えないかとヒヤッとした現役生たちでお送りする課題曲「エレウシスの祭儀」。エレウシスとはギリシアの地名で、前半部は豊穣神デメテルの娘ペルセポネーが冥界の王ハデスに攫われた時のシーンで、後半部はそのデメテルを崇拝する豊穣を祈った儀式、”エレウシスの祭儀”の様子を表しています。
　ハデスに対するデメテルの怒りや神秘的な世界観、そして”祈り”のこめられた、ただ楽しいだけではない祭儀の雰囲気を感じてください。
▼歌劇「トゥーランドット」より　(ジャコモ・プッチーニ 作曲)
　自由曲「トゥーランドット」は、ジャコモ・プッチーニが作曲した最後のオペラです。
　フィギュアスケートでも荒川静香さんや宇野昌磨さんによって有名となりました。
　中国を舞台としたオペラならではのハーモニーや軽快な旋律、ソロの美しい響きや力強いフィナーレなどが魅力的な曲です。
　繊細かつ重厚なイーストサウンドをぜひお楽しみください。

●須藤 恵(2年生)
先日誕生日を迎えてセブンティーンになりました。ハロプロ大好きSPYAIR大好き、クラリネットはもっと好き！な、我等が木管セクションリーダー須藤恵さん。学校でダイナミックな笑い声が聞こえたら多分この人、同級生や後輩を女王のように全力でいじっていたら多分その人です（それも愛の裏返し）。そんな須藤さんも楽器を持てば一変、EASTBRASSが誇るクラリネット吹きの一人です。皆の前に立って堂々と指揮をする姿は最高に格好良く、総じて皆の頼れるお姉さまポジション。ちょっと毒舌なところもあるけれど、皆からの信頼は厚い努力家です。
　今回指揮をするファンキーモンキーベイビーズの「ありがとう」。今までたくさんの日々を共にしてきた大好きな先輩と立てる最後のステージです。先輩への感謝を込め、スリムボディを一生懸命駆使して頑張ります。どうか最後まで温かく見守って下さい。
▼ありがとう　(FUNKY MONKEY BABYS・YANAGIMAN 作曲 / 郷間 幹男 編曲)
　FUNKY　MONKEY　BABYSの「ありがとう」は彼らの21枚目のシングルであり、DJケミカルさんの脱退、そして解散に伴ったラストシングルとして発売されました。この曲は、感謝と別れ、そして未来への希望を綴った言葉が響く感動的なミディアム・バラードです。
メンバーであるファンキー加藤さんが、この曲を通して彼らを支えてくれたファン、関係者のみなさんへの感謝の思いを込め、伝えたように、私たちも支えてくださる周りの方、そして１，２年生からは本日をもって引退する3年生への感謝を伝えよう思います。”ありがとう”という日本人なら誰しもが胸に刺さる言葉を届けられるよう演奏します！ぜひおききください！

●赤坂 凛(２年生)
こまつこと赤坂凛さんはいつも物事を冷静にみて判断できるしっかりものです。いつもは塩対応ですが、ときどき出てくるおちゃめでかわいい一面は、部員みんなをいやしてくれます。
　小学校からずっとトランペットを吹いていた赤坂さんは、金管のセクションリーダーとしていつも金管を引っ張ってまとめてくれる頼もしい存在です。いつも的確で具体的で分かりやすいアドバイスをくれ、金管やバンド全体の技術あげてくれます。困ったときは、いつも優しく、ていねいに、分かりやすく、上手になれるそれぞれの楽器についての奏法を教えてくれます。
　赤坂さんの魅力はふいに出るかわいい笑顔！！！いつも冷静というイメージの彼女だからこそ出せる魅力だと思います！ふとみせる笑顔に部員のみんなはいつもギャップ萌えしています。もちろん真面目でしっかりものでもあります。
　そんな赤坂さんが指揮を振る「風之舞」はソロがたくさん、素敵なメロディーがたくさん、かっこいいベースがたくさんの見どころ満載の曲となっています！お聴きください。
▼吹奏楽のための「風之舞」　(福田 洋介 作曲)
　「吹奏楽のための『風之舞』」は、2004年吹奏楽コンクール課題曲として、現在も人気の高
い1曲です。作曲者は、2012年課題曲「さくらのうた」でも有名な福田洋介さんです。「風之舞」のテーマは架空の歌舞伎舞台。和のテイストがふんだんに盛り込まれたリズミカルで粋なサウンドをお楽しみください。6つの楽器のsoloを始め、軽快なメロディーと熱気のある響きや中間部の優美な旋律など、それぞれの楽器の音色を表情豊かに聴くことができます。吹奏楽で創り上げる祭り色の世界で、私たちと江戸時代へタイムスリップ！1，2年生40名で新しい風を吹かせる気持ちで演奏します！お聴きください。