「音」について
H4卒 平野国昭
「オーケストラが1時間の演奏で空気を振動させるエネルギーは、指揮者が指揮台まで歩いていく10歩分のエネルギーとだいたい同じ」という内容のことを何かの本で読んだことがあります。音というものは物理的に考えれば単なる空気の振動に過ぎないのかもしれません。しかもその振動は一瞬のもので、その場所にいた人にしか体験することはできません。同じ芸術でも絵画、書道、彫刻などはかなり長時間その形を保ち続けます。何百年も残り続ける作品もあります。音楽とそれらのものとは、ある意味正反対のものといえるでしょう。一瞬しか残らない音ですが、そのかわりその場所にいた何百人もが同じ体験をすることができます。また、その音を生み出すために費やされる時間は相当なものになります。そう考えれば、音楽とは非常に贅沢な芸術だと思います。
―――― 2日経過(〆切り当日) ――――
なので、そんな贅沢な空気の振動をぜひみなさん楽しんでください。
私は最近は音楽から離れた生活になっています。なんとかしたいとは思っているんですけどね・・・
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