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 オリンピックとのだめと音萌と私。

H6年卒のふぁご吹き



 皆様、本日はオリンピック観戦もさておき、果敢にも我々の演奏会にお越しくださいまして本当にありがとうございます。
 私だったら、絶対オリンピックですな。うむ。
 思い起こせば十数年前、私が今の半分の年齢だったころ、ちょうど修学旅行中にバルセロナオリピックが開催中で、柔道の古賀選手に夢中だった私は、同室のみんなを起こさないようにテレビを布団で覆い隠しながら深夜の観戦をした記憶があります。
 そしてこの話は伝説となって、未だにオリンピックが開催されるたび、音萌に来るたびみんなに言われます。今だったら絶対、ワンセグだよねー、なんて言って。
 でもそんなふうに、馬鹿な想い出すら、何十年も語り続けることのできる場所があるということは、幸せなことなんですよね。

 オリンピックと言えば、水泳の北島選手や柔道の選手が次々と連覇を飾る中、今まで注目されていなかったような競技でも活躍が相次いでいます。フェンシングの銀メダルとか、バドミントンのベスト4進出とか。(バドミントンはオグシオ人気で注目はされていましたが)
 こんなふうに注目が集まることで、競技の人気が高まるのは良いことですね。競技人口が増えてレベルも上がりますしね。

 クラシック界にも「のだめ効果」でブーム到来しています。(※のだめ…クラシックを題材にしたコミック「のだめカンタービレ」の主人公、野田 恵のこと。テレビドラマにもなりましたね。)
 この作品は、クラシック音楽について分かりやすく、かつ詳しく描かれているため、音楽に興味のある方もない方も楽しめる内容となっています。もちろん、単なる漫画としても十分楽しめます。我々の中にも愛読者はたくさんいます。
 この作品に出てくる曲を集めたCDも大ヒットだとか。
 きっとこの作品の影響で、楽器を始めたり、クラシックを聴き始めたりした人もいるんでしょうね。いいことです。

 水泳も柔道もフェンシングも音楽も、きっかけは何でも良いのです。
 ちょっとでも興味を持ったら、面白半分で見たり聴いたりして、もっと興味があればやってみる。
 音萌が何十年も続いているのは、そんな人たちの集まりだからなのかもしれません。
 そして、私たちの演奏を聴いて「いい曲だな。CDでも聴いてみようかな。」と思ってもらえれば、これ以上の幸せはありません。(「音萌を聴いて音楽始めました!」なんてことまでは期待しませんから)
 今日の曲目の中にちょっとでも興味のある曲があれば、ぜひもう一度聴いてみてください。(そしてアンケート記入にご協力を!)
ブラスファン、クラシックファンが増えることを、切に願っています。