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『今年の演奏会のこと 〜このところの流れ〜』

 昭和57年卒 戒能哲雄

  コロナの次第によってはまだまだどうなるかわかりませんが、今年も演奏会を開催する方向で準備に入っています。
 学校休校、緊急事態宣言、外出自粛などが出され、春の甲子園中止、オリンピックの延期が発表される中、「やるん?」「やれるん?」とのお問い合わせをいただき、その都度「未定」と発信していました。「夏の甲子園をやるかやらんかで決めよう」とかと話していましたが、みなさんには悠長に構えているように見えていたのではないでしょうか。すみませんでした。
 役員がずっと考えていたことは、現役、殊に三年生のことです。3月末に予定されていた定期演奏会も、夏のコンクールも甲子園も中止。となれば、高校生活最後の年の公的演奏機会はなくなってしまいます。せめて音萌が演奏会を開催し、それに参加できたとしたら、ひとつの区切りを持てるのではないか、思い出となるのではないかと思ったのです。
 3月、東高の音楽の先生の異動が発表され、4月には新しい先生にお話の機会を設けていただきました。そして、その時点では現役の音萌の演奏会への参加は難しいだろうと伺いました。
 落胆しましたが、すぐに私たちは現役不参加の方向での検討を始めました。8/12との本番日程は、昨年から全国で設けられることとなった「三日間の閉庁日」(多くは盆休みが充てられた模様)からのものですから、現役が不参加となるとその日にする必要はありません。ということで、直後のお盆期間や9月の四連休の開催なども模索してみましたが、それらの日のホールを押さえることはできませんでした。
 ところが、6月になってからでしたが、顧問から「3年生は6月で引退するが、1、2年生は参加できそうだ」という連絡が来ました。そして閉庁日も気にせずに参加できるとのことで、現役を含めた演奏会を例年通りに開催する方向で走り出すことにしたのです。
 しかし、コロナ感染防止対策はもちろん考えなければなりません。しかも、演奏というのは聴衆のみならず演奏者同士の距離も取る必要があります。より広いホールの空きを調査しますと、松山市民会館大ホールに8/12夜から13(終日)の空きがあることがわかりました。このホールはオケピットを上げるとかなり広くなります。
 第47回演奏会は8/13に日程を変更して開催するつもりで動いております。そして、繰り返しますが、これから演奏会までにどのように状況が変わるかはわかりません。帰松が難しい方もおられましょう。でも、みなさん、演奏会が開かれることを前提として様々にご協力をお願いします。会費、カンパもよろしくお願いします。音萌の台所事情が苦しいのは全く変わっておりません。
(余談)
 4月の顔合わせの中で顧問から出てきた言葉です。
「いまの状況では、音萌の演奏会に現役を参加させることを、学校長は許可をしないでしょう。東高の校長の裁定というのは愛媛県内の高校のスタンダードになりますから。」
 また、ある会員のところに「音萌は演奏会をやるの?」という問い合わせが、さして頻繁に連絡を取り合っていない方も含めていくつも入っていたそうです。理由は「音萌がやるかどうかというのはひとつの指標だから」ということだったそうです。
 東高どころか音萌さえもそういう影響力を持っていることに驚きました。





 

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